お笑いタレント・コウメ太夫が６日、日本テレビ系「スッキリ」で「天の声ゴールド」を担当した。独特の甲高い声で、正体はバレバレだったが「わたしの“親友”はコウメ太夫です」と定型トークを披露した。後半ではＭＣのタレント・加藤浩次に「ぼくの進行はどうでしたか」と質問。加藤は「ＡＩとやってるみたい」と苦笑いだった。

　さらに、生でスタジオに登場し「朝はごはん派かと思ったら～、ニョキニョキペンギンでした～。チックショー！」とネタも披露した。加藤は口をポカンと開けて絶句。約７秒間無音の状態が続いた。その後も加藤は言葉を出さず、コウメは「あれ…なんだコレ。変な間が…」とキョロキョロと周囲を見回した。

　進行の同局・森圭介アナウンサーが「ど、どういったことだったんでしょう？」と小声で質問。コウメは「朝、ごはんをたべることによって、ペンギンみたいに立ち上がって、みんな元気になろうなー。朝ごはんは大事だなーっていうのを表現したんですね」とそれらしく説明した。

　加藤は眉間にしわを寄せながらにらみ「思いつきで言ってるのかと思ったら、しっかりネタにされてるんですね。手の甲にそのまま書いてあるんですよ。ここがド肝抜かれた」とやや大げさにコメント。「どういう時に考えられたんですか？にょきにょきペンギンがどういったペンギンなのか、ネタの説明させるのって酷なんですけど、教えてもらえますか」と尋ねた。コウメは「昔は井の頭公園で考えてたんですけど、最近は電車に乗ってる時とかお家で考えます」とまじめに回答した。

　さらにクイズ形式で「加藤浩次さんかと思ったら～」に続くフレーズを質問。答えは「ひざかけプロテインでした～」だったが、加藤は理解不能のまま。「ホンットすいませんでした」と恐縮する加藤に、コウメは「理解できるようになっていただければ」と返し、スタジオは爆笑となった。

　生放送でカオスを巻き起こしたコウメだが「スッキリ」公式ツイッターには番組キャラクターの「スッキリす」を手に満面の笑みで登場。公式は「本日も圧巻でした」と称賛している。

　約１０分間続いたカオスな時間に、ネットからは「地獄の空気作り出してて腹痛い」「コウメ太夫さんと加藤さんのやり取りで新年初大爆笑した」「ほぼほぼ放送事故を起こしている。」と爆笑コメントが寄せられていた。