俳優の妻夫木聡（４２）が６日、都内で行われたＴＢＳ系主演ドラマ「Ｇｅｔ　Ｒｅａｄｙ！」（８日スタート。日曜、後９・００）の制作発表に、共演の藤原竜也（４０）、松下奈緒（３７）、日向亘（１８）と出席し、「有名な高級外車が買えるぐらい」という超豪華セットで撮影を進めていることを明かした。

　超人的なオペ技術と法外な治療費により患者の命を救う闇医者チームの暗躍を描く本作で、妻夫木はエースと呼ばれる天才執刀医を演じている。

　パティスリー地下にある秘密のオペ室で執刀する設定で、妻夫木は「初めてスタジオに入った時『これがオペ室なんだ！』って。『本当にお金かかってそうですね』ってスタッフの方に聞いたら『めちゃくちゃ有名な高級外車が買えるくらいかかってます』って。１話くらい減っちゃうんじゃないかって心配しちゃうくらい」と、お金をかけた本格的なドラマ作りを明かした。

　妻夫木は実際のオペを見学するなど昨夏から役作りし、現場でも糸を使って練習しているという。通常の台本とは別に複雑なオペ台本を渡され、レクチャーを受けて最新機器を使用。すご腕ナース役の松下は「初めて見た機械もすぐに理解して、本当にやってるみたい。外科医です」と証言。妻夫木は脳手術シーンで使用した機器を振り返り「あれすごかったね。１５００万くらいするらしいんですよ」と笑顔だった。

　また、妻夫木は放送２日前なのに完成品を未見だといい、「なかなかない」と苦笑。ジョーカーと呼ばれる交渉人役の藤原も「２日前にもかかわらず誰も見られていないという。いつになったら見られるのか。逆にリアルタイムになるのか」と笑わせた。

　もっとも、同局系「ひるおび」のＭＣ・恵俊彰や、会見の司会だった山本恵里伽アナウンサーは見ているといい、衝撃の事実に妻夫木は「なんだろ、新たなイジメかな。斬新ですね、なかなか」と笑うしかなかった。