杉村太蔵、低賃金の裏にある「安定」に言及「サンジャポ」でオリラジ中田に対抗

 元衆院議員でタレントの杉村太蔵が8日、TBS系「サンデー・ジャポン」に出演し、日本の低賃金についてコメントした。

 この日はお笑いコンビ・オリエンタルラジオが出演。メンバーの中田敦彦はYouTubeでさまざまな政治問題なども解説しており、岸田文雄首相の賃上げ政策についても語った。

 日本の平均賃金が30年間、ほぼ横ばいであるということについて中田は「物価高と賃上げって並行するのが正常なインフレじゃないですか」と前置き。ロシアのウクライナ侵攻と新型コロナウイルスの影響で物価が上がっているとし「何しなきゃいけないかって言うと、減税か賃上げですよね。だけど減税に関してアンタッチャブルにしちゃってて、企業のせいにしてる」と政府の姿勢を批判した。

 2022年の日本の企業は、内部留保が過去最大になっているが賃金には反映されていないと説明。「景気の本質がよくなっていないから。景気の本質をよくするような成長産業を作らずして企業に『賃上げしろ、賃上げしろ』って言っても実現しないのは普通のことかなと思います」と持論を展開した。

 杉村は「なるほどなーと思って」と納得。続けて「もう一つ大事な雇用の数値として失業率があります」と別の視点を提示。「コロナでひどかった時、アメリカなんかでは14%にまで上がったんです。でも日本は3・1%で抑えられました。G7の中でも失業率非常に低いんです」と強調した。

 さらに「『雇用は安定されてるけど賃金は低い』『いつリストラされるか分からないけど賃金は高い』どっちがいいかっていうのはなかなかね」と安定感のあるなしという要素を提示。低賃金の裏に「失業率は低いんだっていう特徴があるっていうのはね頭に入れておきたい」と問題は単純ではないとした。

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