なにわ男子・道枝駿佑（２０）、長尾謙杜（２０）ら２０２２年度に満２０歳を迎えるジャニーズ事務所のタレント１１人が１０日、東京・赤坂氷川神社で行われた成人式に出席した。同事務所が成人式を開催するのは、０６年以来１７年ぶり。「ジャニーズアイランド」社長の元Ｖ６・井ノ原快彦（４６）、ＴＯＫＩＯ・国分太一（４８）、Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅ・菊池風磨（２７）が立会人を務め、後輩たちの晴れ姿を見守った。新時代に向け一丸で“伝統儀式”を継承していく。

　りりしい羽織はかま姿で登場した道枝は、照れながら決意表明した。「２０歳として大人の自覚を持って、個人としてもグループとしてもしっかりお仕事に向き合って、皆さんを笑顔にしたい。後輩たちにいい背中を見せられるように頑張りたい」。

　新成人となったのは道枝、長尾のほか、ジャニーズＪｒ．ユニット・ＨｉＨｉ　Ｊｅｔｓの猪狩蒼弥（２０）、作間龍斗（２０）ら計１２人。あいにく美　少年・岩﨑大昇（２０）が体調不良で欠席したが、オトナの仲間入りに、それぞれが晴れやかな表情を浮かべた。

　同事務所の成人式は９９年にスタート。先輩タレントが立ち会う形で恒例行事となっていたが、０６年を最後に、安全面への考慮から実施されていなかった。

　しかし、新成人たちにとっては、先輩に祝福されながら決意を新たにする貴重な機会。自身は未経験だった菊池が「ジャニーズの古き良き風習。あこがれていた。後輩のためにもやったほうがいい」と開催を提案。事務所サイドも「先輩から後輩へ受け継がれていくというジャニーズ事務所の伝統とも言うべき関係性を、再び紡いでいきたい」と賛同し、１７年ぶりに復活の運びとなった。

　井ノ原は、Ｊｒ．の育成を担う「ジャニーズアイランド」社長を務めるだけに、「後輩たちの晴れの日に立ち会えるのは幸せ」と“親心”をチラリ。頼もしい若者たちに「未来が本当に楽しみ」と期待を寄せていた。