フジテレビの倉田大誠アナウンサーが１２日放送の「めざまし８」で出演した社会学者、古市憲寿氏のコメントに、イラッとした対応を見せた。

　番組ではシステム障害のために、全米で国内線がストップし、９０００便に影響があったニュースを伝えた。古市氏は倉田アナからコメントを求められると「規模は大きいので災難だと思う人は多いと思うんですけど、いま飛行機の混乱って見越している部分もあると思うんですね。アメリカだったら年末に大寒波があって、飛行機が大混乱しましたし、コロナ後の影響で、通常営業できていない空港もあるでしょうし、ということを考えると、みんながみんなオンタイムで行けるということを必ずしも思っていない」と早口で話した。

　さらに「あと、人が一人いなくても意外と社会って回っていくじゃないですか。だから遅刻っていうのは、倉田さんが別にいなくてもこの番組が回っていくみたいに…」と倉田アナを例にあげて話を展開。倉田アナは苦笑いを浮かべつつも「あの、すり替えないでもらってもいいですか」と冷徹な声で指摘した。

　さすがの古市氏も「あ、はい」と少し引きつった表情で「災難な人には災難だと思いますね」とまとめるしかなかった。

　倉田アナは、２０２１年の東京五輪ではスケートボード女子で西矢椛選手が史上最年少で金メダルを獲得した際、「１３歳、真夏の大冒険」と実況し、同年の流行語大賞にノミネートされた。