小泉今日子「なんてったってアイドルは大嫌いだった」作詞の秋元康氏「大人の悪ふざけと」
作詞家の秋元康氏が12日放送のフジテレビ「トークイーンズ」に出演。自身が作詞した代表曲の一つ、小泉今日子の「なんてったってアイドル」をキョンキョンが嫌っていたことを明かした。
セルフプロデュースの難しさを「自分の背中は見えないように」と説いた秋元氏は「自ら進んでやらない事にヒットの可能性がある」と話した。その一つの例として「『なんてったってアイドル』は小泉今日子さんは大嫌いな曲だった。やっぱり『大人の悪ふざけみたいで、あんな曲嫌だ』っておっしゃってて」と回想。1985年に発売し、小泉がこれまでのアイドル像から突き抜けた存在に飛躍した代名詞的な楽曲に対して、消極的だったことを認めた。
秋元氏は、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」についても、選抜総選挙で1位となり、センターで歌う指原莉乃が「こんな曲じゃ売れない。こんな曲じゃいやだ」と泣いて拒絶したことを告白した。
指原も「みんなで曲を聴いたときに小嶋陽菜さんが『これ、カップリングじゃないよね?』と言ったんですよ。それくらい、当時は全力アイドル曲じゃなくてちょっと落ち着いた感じがするよねって」と認めた。秋元氏は「ちょっとスローだけど、指原のキャラからいって、みんなで踊ると思ったんですよ、僕は」と、のちに社会現象になるブームを見越していたことを語った。