指原莉乃プロデュースのアイドルグループ・＝ＬＯＶＥの齊藤なぎさが１３日、横浜市のパシフィコ横浜　国立大ホールで卒業コンサートを開いた。約２時間半のラストステージで、卒業記念ソロ曲「君だけの花道」を含む２４曲を披露。約５０００人のファンに見送られ「本当にアイドルになれて楽しくて、幸せでした」と涙した。

　２０１７年夏の加入から約５年半。「短いようで長いようで…やっぱり短かった」と声を詰まらせた齊藤。「みんなが言ってくれるほど完璧じゃなかったし、みんなをふくざつな気持ちにさせたこともあるかもしれない」としつつ「これだけは言いたいです。私は＝ＬＯＶＥのことが、ファンのことが大好きです。アイドルという職業も大好きです」とうなずいた。ラストはステージにマイクをそっと置き、アイドルに区切りをつけた。

　加入前に握手会で指原と握手した際に「アイドルになってみたら」と促されたという齊藤。その指原は「プロデューサー１年目の私の前に現れた女の子は、気付いた頃には大物アイドルになっていました。見送るのはとても寂しいけど…『俳優・齊藤なぎさ』と『国民的アイドル＝ＬＯＶＥ』と『タレント指原莉乃』がどこかの番組で共演する『いつか』を楽しみに送り出したいと思います」とメッセージを寄せた。