三宅裕司「大変な恩人」高橋幸宏さん死去にラジオで声詰まらせ「今、読めない」
イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)などでドラマーとして活躍したミュージシャン・高橋幸宏さんが70歳で死去したことが15日、分かった。高橋さんと親交があった俳優の三宅裕司はこの日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「三宅裕司のサンデーヒットパラダイス」で声をつまらせながら追悼した。
冒頭で「私にとっては大変な恩人。大変驚きました」と訃報に触れ、駆け出し時代にブレークのきっかけをつかんだのは高橋さんとの共演がきっかけだったと感謝した。
三宅は1979年に劇団「スーパー・エクセントリック・シアター(SET)」を設立。「(高橋)幸宏さんがこの人たち番組に呼べない?って『高橋幸宏のオールナイトニッポン』にSET劇場のメンバーを呼んでくれたわけです。4人ぐらい呼んでくれて、レギュラーにしてくれたんです」と振り返った。
その後、YMOが83年にリリースしたアルバム「サーヴィス」に劇団として参加。84年には高橋さんプロデュースでSETのファーストアルバム「ニッポノミクス」を発表した。三宅は「SETはそれをきっかけにいろいろな人に知ってもらったわけです」と説明した。
2019年に行われたSET創立40周年記念本公演のパンフレットには高橋さんからメッセージが寄せられた。三宅は「これを読んで泣いちゃったんです。今、読めないんです」と声を詰まらせ、「ご冥福をお祈りしたいと思います」としのんだ。