水道橋博士氏 参院議員を辞職、辞職届受理 昨年11月から休職
れいわ新選組の水道橋博士参院議員が16日、議員辞職した。同日に山本太郎代表が国会内で発表した。議員辞職届を提出して受理されたとした。
山本代表は会見で「れいわ新選組の参院議員水道橋博士氏が本日、議員辞職いたしました。本日午前9時半に辞職届けを出されました」とコメントした。
山本代表は、辞職までの経緯として、水道橋博士自身から、これまでも「複数回、強く辞職したい旨を伝えられてきた」というが、党側として、博士氏の心身状態が不調の時の決断は避けた方がいいのではないかという医師の助言もあり、決断をしてこなかったという。
ただ博士氏は当選させてもらったにも関わらず、活動ができない焦りや申し訳なさが「どんどん強まっていった」といい、主治医に判断を仰ぎ、「本人が判断できる状況」であることから、「博士が今、一番望む形として辞職を受け入れた」と説明した。医師によると、病状は改善しているという。
水道橋博士氏は昨年7月の参院選で初当選。政治家活動に専念する姿勢を示していたが、同年11月1日にうつ病を公表し、休職を申し出ていた。
今後について、山本代表は「(博士氏は)才能、知見、見識をお持ちの方。今後ともれいわ新選組の党の仕事をしてもらいたいとお願いしている。どのくらいお任せできるかに関しては、体調、症状を見て決めたい。話し合っていきたい」とした。