フジテレビ・関西テレビ系月１０ドラマ「罠の戦争」が１６日、スタートした。議員秘書・鷲津（草なぎ剛）の復讐劇を描くもので、１５年の「銭の戦争」、１７年の「嘘の戦争」に続く「戦争」シリーズの第３弾。総理大臣として、高橋克典が出演したことから、朝ドラファンからは驚きの声が上がった。

　初回は、鷲津の息子が何者かによって歩道橋から突き落とされ、意識不明の重体に陥る。すると突然、息子が入院する病院に、鷲津が仕える大臣・犬飼（本田博太郎）が見舞いにやってくる。

　驚く鷲津に、犬飼は息子のケガは事故だということにするように土下座して懇願する。そうしなければ、横領したという罪をなすりつける、秘書をクビにすれば息子の治療費も出せないだろうなどと脅す。鷲津は受け入れたように見せかけるも、秘書の立場を利用し、犬飼を大臣の座から引きずり下ろすことを誓う…というストーリー。

　この犬飼が閣僚として名を連ねる内閣のトップが総理大臣の竜崎（高橋克典）。クールな振る舞いが印象的だ。

　高橋と言えば、ＮＨＫ朝ドラ「舞いあがれ！」で情に厚い工場の社長を好演。リーマンショックの影響の不況で心労から心筋梗塞を起こし、あっけなく他界したばかり。家族を思いやる熱血オヤジから、クールな日本のトップへの変貌に、「あさイチ」の華丸も朝ドラ受けで「別のドラマ見てたらお父ちゃんが総理大臣に」と驚いたほど。

　ネットでも「東大阪の町工場社長から総理大臣に転生」「ネジ工場の社長から一国の総理大臣に登り詰めた男」「舞ちゃんお父ちゃん急死してないよｗ総理に転職してるよｗ」など、朝ドラと結びつける声が多数上がっていた。