野村萬斎 SNS美女でリフレッシュ「男性なのかも」加工女子と能の共通点を発見

 親子で会見を開いた野村裕基(左)と野村萬斎
 会見中、スマホを触ってみせる野村萬斎
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 狂言師の野村萬斎(56)が19日、大阪市内のフェスティバルホールで春の恒例公演「祝祭大狂言会2023」(4月23日、同所)の取材会に息子の野村裕基(23)と出席し、自身のリフレッシュ法や父で人間国宝の野村万作(91)の健康法を明かした。

 NHK大河ドラマ「どうする家康」に出演するなど狂言以外の仕事にも取り組む中、日々のリフレッシュ法について「インスタグラムとかTikTokを眺めたりして、きれいなお姉さんだなと思ったりすることも多少あったりする」と告白。「普通のおじさんをしております」と私生活を明かした。

 SNS上の「加工女子」に驚いたエピソードも。「きれいなお姉さんだなと思ったら加工されたものである、もしかしたら男性なのかもしれないという時に、お能って加工女子だ!と思って驚くわけです」と、アプリで加工された姿と能に共通点を発見したという。「お能だっておじさんがきれいな面をつけてやっている。みんなその世界に誘われて、夢をみながら仮想を楽しむ」と熱弁した。

 90年近く舞台に立ち続け、同公演にも出演する万作については「舞台の後に大量の豆腐とタラを食べるのが健康法」と話した。

 2年ごとに開催される「祝祭大狂言会」は今年で6回目。今回は万作が「奈須与市語」、萬斎が「博奕十王」、裕基が「棒縛」でシテを務める。萬斎は3世代が出演することで「枯れた芸からフレッシュな芸まで芸の変遷が垣間見られる。私は中間管理職ですけれども」と笑いを交えてアピールした。

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