NHKで「金太の大冒険」オンエア 即トレンド入り、放送自粛時代経てピー音なし
NHKラジオ第1「マイあさ!」で21日、つボイノリオの1975年の楽曲「金太の大冒険」がオンエアされ、トレンドワードとなった。「マイあさ!」6時台前半での「サエキけんぞうの20世紀ポップ」コーナーで紹介された。
ミュージシャン・サエキけんぞうがさまざまな音楽を紹介するコーナー。1月は「笑う門には福来る特集」だった。「子供の心をつかむコミックソング編」で「金太-」を紹介した。
フルコーラスではなかったが、約1分半「金太、守って」「金太、負けが多い」「金太、負けるなー」などと「ピー音」が入ることもなくしっかりとオンエアされた。サエキは「お姫様が逃げてきて、金太に『守ってほしい』と懇願するところから始まる物語。昔話風になってるところがとても親近感持てます」などとコメントした。
さらに歌詞の「ぎなた読み」についても解説。「弁慶がなぎなたを持って」と発音するところを「弁慶がな、ぎなたを持って」と区切りを変えて発音すると、意味が変化してくることを利用した面白さがあると説明した。直接は触れなかったが「金太-」はこの「ぎなた読み」を利用した、ガッツリとした下ネタの楽曲だ。
1980年ごろに自身が徳島でアルバイトしていた時の経験も告白。倒産したレコード会社から入荷した「金太の大冒険」が1日1枚ずつ小学生に売れていったという。「クラスではやってたのかなと思いました」と思いをはせた。
NHKではしばらく放送が自粛されていた楽曲。突然のオンエアとトレンド入りネットも騒然となった。「これがトレンドに上がるとは…ウム日本は大丈夫だ」「寛大な時代になったものです。通勤中に思わず笑ってしまいそうになりました」と盛り上がった。元チェッカーズの武内亨も「NHKラジオで朝から『金太の大冒険』が流れた(笑)素晴らしい。」と絶賛していた。