橋下徹氏、東京都の私立中学生への10万円学費助成「ものすごい不公平になる」

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が22日、フジテレビ系「日曜報道THE PRIME」に出演し、東京都が打ち出した「私立中学生への年間10万円の学費助成」という政策に反論した。東京都では私立中学に通うのは全体の約25%、助成を受けるのは「世帯年収910万円未満の家庭」とされている。

 橋下氏は大阪府知事だった2008年に私立学校への助成金を削除する方針を示した。番組では反対する高校生12人との討論会の様子も伝えられ、涙ながらに「大阪の財政をよくするというのは、わたしたちが苦しむことなんですか?」と訴えかける女子校生らに橋下氏が「なぜ公立を選ばなかったんだろう」「いいものを選べばいい値段がかかってくる」と冷静に返すなどしていた。

 橋下氏は「小池さんがやろうとしている子供に対しての支援策は基本的には賛成なんです」と前置き。「全国の自治体で子育て支援の名目でいっぱいお金がばらまかれてる」と説明した。

 続けて「子育て政策で重要な視点は公平性なんです。子供に対しての支援はどの子供に対しても同じようにやらなきゃいけない」と強調した。私立に通う25%の子供にだけ10万円が配られる形になることには「ものすごい不公平になる」と主張した。

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