あのねのね 10年ぶりリハビリ唱 原田伸郎暴露 清水国明が「弦の張り方忘れてた」

 「ネコ、ニャンニャンニャン」で会場を盛り上げる、あのねのね・原田伸郎(左)と清水国明(撮影・石井剣太郎)
 ステージでポーズを決める(左から)京産大・黒坂光学長、原田、清水、京産大同窓会・筒井基好会長
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 フォークデュオ「あのねのね」の清水国明(72)と原田伸郎(71)が22日、母校・京都産業大で「50周年コンサートのためのリハビリライブ」を行った。

 2人のコンサートは40周年以来10年ぶりで、50周年を前に「いきなりはできひんやろ」(原田)と企画。下ネタ色の濃い「つくばねの唄」の前には、原田が「今日はリハビリということでえげつない曲もやって、だめだったら次からやめときます」と笑いを誘った。

 久々とあって、準備にてこずることも。普段はログハウス作りなどに没頭する清水はギターを持つことが久しぶりで「ギターだと思ってスタジオにチェーンソーを持って行った」と告白。原田は「(清水が)ギターの弦の張り方も忘れてた」と暴露した。

 在学中の1971年に結成し、学内公演は卒業後初。この日はデビュー曲「赤とんぼの唄」など17曲で同窓生ら約500人を魅了し、年内に約10カ所で開催予定(6月24日、京都・先斗町歌舞練場など)の全国ツアーに弾みを付けた。

 公演後、清水は「原田が昔『中途半端に古いと誰も見向きもしないけど、徹底的に古いと骨董(こっとう)品的価値が出てくる』と。無理して新しいことをせずに骨董価値を高めていこうかな」と先を見据えた。

 「つくばねの唄」をツアーで披露するか聞かれると、清水は「今、所沢市の教育委員をやっているので来期はないかなと…。ただ、リクエストは多いので応えたい」と思案投げ首。原田は「ネコ、ニャンニャンニャン」がTikTokでバズったことで「50周年に向けて背中を押された」と感謝していた。

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