【The LDH Times】FANTASTICS・澤本夏輝「グループの軸でいられるように」
FANTASTICS・澤本夏輝(29)がファンとの再会に向けて“試行錯誤”を繰り返している。昨年は「FAN FAN PROJECT」が始動し、6~8月に第1弾ツアー「HOP」、11~12月に第2弾ツアー「STEP」とライブざんまいの1年に。今年2月からは第3弾ツアー「JUMP」も控えており、リハーサルに明け暮れる日々を過ごす。19日に誕生日を迎え、20代ラストとなった2023年にジャンプアップを誓う。
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-ツアーの準備は。
「昨年末にセットリストを決め、最近リハで前半を通した。昨年は『FAN FAN PROJECT』が始動して、HOP、STEPと二つとも違うテイストのツアーをやった。曲や演出で良かったという点を集めて、集大成のようなライブができるんじゃないかと思っています。メンバーで『もっとこうしよう』とすでに大工事しているので、ファンの皆さんにどう楽しんでもらえるかを考えるとワクワクしますね」
-前々回、前回のツアーの反省から今回につなげたいことは。
「1日2公演やる日もあって、昼と夜で全然お客さんのノリや盛り上がりが違うのを感じました。今回は序盤からお客さんを引き込んでいけるような演出に仕上げていっているので、そういう意味でHOP、STEP、JUMPじゃないけど、課題を徐々にこなしている手応えがある」
-「FAN FAN3部作」と題した新曲が第2弾まで公開。第3弾はどんな曲か。
「曲は出来上がっていて、これからMVを撮って行く感じです。(第1弾が)Summer Bike、(第2弾が)Choo Choo TRAINと“乗り物”で続いているので、今回もうまく生かせたら。ツアーが始まるまでそこも想像しながら、楽しんでもらいたいですね」
-ライブに向けての体作りはどうか。
「(19年開催の)ファーストツアーの時は何もしていなかったけど、(21年開催の)EXILE TRIBEのツアーで先輩方を見て、自分も体作りをやろうと思った。僕と(木村)慧人、なっちゃん(堀夏喜)でジムで一緒にトレーニングする事が多いので『いいね~』『もっと行けるよ~』と励まし合ってやっています」
-年明けはどのように過ごしたか。また、昨年を総括すると。
「12月28日にツアーの最終日、31日にJr.EXILEでライブ、そのまま1日にテレビ歌唱というスケジュールで、帰ったら荷造りして寝ずに長野の実家に帰りました。昨年は1月6日に『VOYAGE』の京都公演で始まって、まさにライブ始まりライブ締めの1年になった。他のグループとステージに出て、FANTASTICSの個性を提示できた」
-ライブざんまいで体力的なしんどさは。
「ホールツアーで各地に移動するので、3時間座りっぱなしはつらかった(笑)。武者修行を思い出したけど、ステージでお客さんの笑顔を見ると、全て忘れられる。ブログのコメントにも励まされた。毎日コメントを返すようにしているけど、1回全部のコメントに返信したことがあって、その時は気付いたら朝4時で『やばいライブなのに!』となった」
-19日で29歳に。20代ラストの1年をどう過ごすか。
「FANTASTICSになったのが23歳で、もう6年たつ。思い出せないくらいメンバーと苦しみもがいた時期があったけど、やっとステージで花が咲いてきた気がします。4歳からダンスを始めて25年。グループの軸でいられるようなパフォーマーでいたいです」
-今後挑戦してみたいことは。
「18歳で上京した時に2~3年間パスタ屋さんでキッチンのバイトをしていた。その後はおすし屋さん、カレー屋さんでもバイトしていた。最近はテレビで『FANTASTICS畑』というコーナーや、月1の『クックパッドライブ』の生配信など、趣味の料理を生かした仕事もさせていただいているのでさらに挑戦していきたい」
-飲食店を開きたいという思いは。
「それはこっそり思っていて。メニューを考えたりとか、時間空いている時に調理師免許を取ればいいんじゃないのかとか考えているので、趣味を生かせるかなって。開くとしたらパスタ屋さん。看板メニューは得意なカルボナーラかな。同じ事していてもLDHとして広がらないので、いろいろな挑戦をしていきたいと思います」
◆澤本夏輝(さわもと・なつき)1994年1月19日生まれ、長野県出身。4歳からダンスを始め、18歳でEXPG STUDIOに入校。17年1月に「FANTASTICS」が結成され、18年12月にメジャーデビュー。ジャズ経験者でグループではバラード系の振付を担当。ライブ前のルーティンはガッツリ食べること。休日はドラクエウォークをしながら散歩して過ごしており、「リハ中は動けないのでなかなか進まないです」。