「ルフィ」フィリピン滞在か 各地で相次ぐ強盗事件 実行役に指示
各地で相次ぐ強盗事件で「ルフィ」と名乗り、SNSを通じて実行役に指示していたとみられる人物がフィリピンに滞在しているとの情報があることが25日、捜査関係者への取材で分かった。
東京都狛江市の住宅で住人の大塩衣与さん(90)が遺体で見つかった強盗殺人事件は26日で発生から1週間。事件翌日には関与が疑われるグループが、都内の別の場所を襲撃するため下見をしていたとみられることも判明。警視庁などは実行役を割り出すとともに指示系統も調べている。
警視庁は20日、不審車両の通報を受け、東京都足立区で大塩さん宅付近から逃走した車両とナンバーが一致するレンタカーを発見。車内のスマートフォンに「狛江」と記されたメッセージのほか、足立区内の住所の記載が複数あった。レンタカーはこのうち1カ所の付近を行き来しており、警視庁は事件を計画して下見をしていたとみている。
関東や広島、山口両県で起きた強盗事件のうち、昨年10月の東京都稲城市の強盗傷害事件では、ルフィと名乗る人物が実行役を募り、指示していたとみられる。