水ダウ、ポカホンタスの謎 95年公開と新聞記事 でも停電のはずでは?番組D謎明かす

 25日にTBS系で放送された「水曜日のダウンタウン」では、「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ」がダイアン・津田篤宏主演で繰り広げられた。孤立した山小屋の中で起こる殺人事件という、一見ベタな展開だが、小ネタもチラリと仕込ませ、ネットの話題をさらった。

 ダイアン津田がニセロケでおびき寄せられた長野県の山小屋で起こった殺人事件。一緒にロケをするはずだったカメラマンが背中を刺され死亡。津田は「なんやこれ」とドッキリに気づいたようだが、犯人を捜すまでこのドッキリは終わらないことから、一緒にロケをするはずだった女性ディレクターに促され、犯人を捜すことになる。

 まずは山小屋にいる人たちのアリバイを聞き取っていくが、山小屋オーナーは犯行時間には「自室で映画を見ていた」と主張。何を見ていたのか?と津田が聞くと「ポカホンタス」と答えた。初老の男性が見る映画とも思えないことから、津田は「ポカホンタス?どの時期に…」と思わず吹き出していた。

 この「ポカホンタス」、映画の日本公開は1995年。津田が、死亡したカメラマンのカバンの中から発見した山での滑落死の新聞の切り抜きの年も1995年だった。オーナーは事件の年を思い起こしていたのかも?しれない。

 また、凶器の包丁の指紋から、津田は犯人は「左利きや!」とひらめき絶叫。そして登山客の山田が右手に包帯をしていたことを思い出し、犯人は「山田や!」と言い出す。

 だが犯人は山田ではなかった。しかも後に分かる犯人は右利き。ならばなぜ凶器に左利きの指紋が残せたのか。死亡推定時刻は午前3時。死体発見が朝だったことから、指紋を拭き取り、左利き工作をすることは十分可能。山田を犯人にしたてるお膳立ては十分だった。

 ただ、午前2時過ぎから午前6時頃まではブレーカーが落ちて停電していたとオーナーは告白しており、ならば「ポカホンタス」は見られなかった…などの疑問は残ったまま。これには、番組ディレクターの藤井健太郎氏がツイッターで「2階の客室が停電してたって話だったんですが、長かったんでそこ切っちゃいました。すみません」と説明していた。

 ネットは「名探偵津田」の続編を望む声が多数あがっており、次回は更なる本格ミステリーが期待される。

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