イジリー岡田 伝説の号泣最終回の舞台裏明かす ギルガメッシュ「葛藤あった」
タレント・イジリー岡田が、このほど東京・木場のデイリースポーツを訪れ、28日に最終回を配信するParaviオリジナルドラマ「ギルガメッシュFIGHT」(土曜、深夜1・15)を猛PRした。
同ドラマは90年代に絶大な人気を誇った伝説の深夜番組「ギルガメッシュないと」(テレビ東京系)の舞台裏を再現。バブルな時代を背景にスタッフ、演者が一丸となって、お色気番組に情熱を注ぎ込んだ日々を描く。
当時の“ギルガメブーム”をけん引したイジリーは「萩本欽一さんを目指してお笑いの世界へ入ってきたので、違う方向にいってしまってるなっていう葛藤は正直ありました。でも、スタッフの方が考えてくれた台本を忠実に伝えることを心がけていましたね」と回想した。
「取り返しがつかなくなったことに気付くのは後です。イジリー岡田=エロスのイメージが強くなりすぎて。その後の仕事が大変だったですよね。昼ダメ、夜ダメ…」と求められたキャラクターに心血を注いだ結果、目指していた芸人像とどんどん離れていく苦しみの日々を振り返った。
イジリーが涙を流した「ないと」の最終回は“伝説のフィナーレ”として今でも語り草だが、舞台裏にはイジリー自身にしか分からない苦悩の日々があった。
最終回撮影の直前のできごとだ。「本来はメイン司会が番組の最後を締めるなんですが、プロデューサーさんが楽屋にきて『最終回の最後はイジリーさんでお願いします。僕の中ではギルカメ=イジリー岡田です』って。これはもう、うれしかったですよね」と涙腺崩壊に至った“前フリ”が強烈だったことを明かしていた。