ＡＫＢ４８の岡田奈々（２５）が２７日、福岡・ＤＲＵＭ　ＬＯＧＯＳで、全国７都市８公演で８０００人を動員する自身初ソロツアーの初日公演を開催。熱愛を巡る騒動やけがによる休養など苦難を経て、念願だったソロツアーをスタートさせた。

　岡田は昨年１１月に一部で俳優の猪野広樹（３０）との熱愛が報じられ、時期未定ながらもグループからの卒業を発表。同１２月に転倒によるけがの治療のため、年内いっぱい休養していた。“完全復活”を目撃するため、会場にファン５００人が詰めかけた。

　ＡＫＢ４８の姉妹グループのある東名阪など６都市と地元・神奈川を回るツアーで、セットリストは４８グループの楽曲縛りで自ら選曲。同グループに所属して１１年の岡田は「グループへの愛を爆発させたソロツアー」とライブコンセプトを明かした。

　冒頭からフルスロットルで３曲披露した岡田は「いや～、ついに始まりました。ソロツアー！」と喜びをさく裂。コロナ禍で制限されていた声出しもツアーで解禁され、会場に飛び交う「奈々ちゃ～ん」というファンのかけ声の数々に「すご～い！皆さんの声聞いたのは３年ぶり？不思議です」と笑顔を咲かせた。

　「ＡＫＢ４８グループ歌唱力Ｎｏ．１決定戦」で４代目女王に輝くなど、高い歌唱力でグループをけん引してきた岡田。初日は「夕陽を見ているか？」「セブンスコード」など全２１曲を力強い歌声で披露。ソロとしての手応えをつかみ、残り７公演のツアーへ弾みをつけた。

　アンコールでは時期未定となっていた卒業公演の日程も発表。４月２日に東京・秋葉原のＡＫＢ劇場での公演をもってグループを卒業する。