木村拓哉 感無量 綾瀬はるか迫真の演技に「スイッチ入った」プライベート鑑賞も予告
俳優・木村拓哉(50)が27日、都内で行われた主演映画「レジェンド&バタフライ」初日舞台あいさつに、綾瀬はるか(37)、宮沢氷魚(28)、市川染五郎(17)、伊藤英明(47)、中谷美紀(47)らと登壇。万雷の拍手を浴び、「この作品を皆さん一人一人の懐に抱きしめていただければ」と感無量の表情で呼びかけた。
総制作費20億円の東映創立70周年記念作品で、織田信長(木村)と政略結婚で嫁いできた正室・濃姫(綾瀬)が生きた激動の30年を描いた超大作。今まで描かれていない2人の愛の物語を描く上で苦労もあり、「伝わってきた史実は真実かどうか分からない。史実と真実の空間を僕らが埋めていたような気でいる。この作品を歴史の史実ではなく、皆さんと共有できる真実に変えていっていただければうれしいです」と熱っぽく語った。
昨年11月開催の「ぎふ信長まつり」では、木村を一目見ようと約100万人の応募が殺到するなど、注目を浴び続けた。“木村信長”として歩んできた期間を振り返り、「織田信長という方は今日に至るまで愛されている方なんだなと。100万人近く応募いただけて、胸を張れる要素をいただけたなという気持ちで来られた。作品でありがとうございますを伝えたい」と改めて感謝した。
婚礼の儀のシーンで、ちゅうちょなく杯の酒を口に入れた綾瀬の迫真の演技には、「綾瀬はるかという俳優はさすがだなと思った。目の当たりにして信長として入ったスイッチがありました」と絶賛。「客席の皆さんとスクリーンの関係性が分かる1カ月後に、自分も客席に座っていたい」とプライベートでの鑑賞も予告。客席からは歓声が上がった。