「サンモニ」関口宏、トランプ氏の温暖化関連発言を真っ向否定「違います!」
俳優の関口宏が29日、司会を務めるTBS系「サンデーモーニング」に出演し、トランプ前米大統領の意見を真っ向から否定した。
日本列島を襲った寒波についての話題。気候変動を扱う九州大学応用力学研究所の森正人助教が「普段、北極の上空にとどまっている寒気が、日本付近まで南下したことが原因」と説明した。番組が偏西風の蛇行が影響していると解説。さらに森氏は「地球温暖化によって、現在、北極域では海氷が非常に溶けている。そうすると大気の流れが変わります。このことが偏西風の蛇行を助けて、寒気をもたらした可能性があります」とコメントした。
番組も「地球温暖化が、逆に寒さをもたらす可能性がある」と端的に説明。海外での寒波についても報じた。ウクライナでロシアが核兵器を使用する可能性もあり、気候変動も加えて地球滅亡までを示す「終末時計」が過去最短の「残り90秒」になったと伝えた。
関口は「寒い日が来ると『やっぱり温暖化はウソだよ』って言う人がいるんだよね」とコメント。続けて「確かトランプさんがそうだったんじゃないかと思いますが、違います!」と断言した。ただ森氏や番組の説明でも「可能性」としていたものを断言する理由については説明しなかった。
トランプ氏は大統領時代の2019年に、地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」から離脱。20年の米国の熱波の際にも温暖化に否定的なスタンスを崩さなかった。