藤井貴彦アナ「育児自体、尊い」 岸田首相の育休学び直し発言に「みんなで」支える思い伝える
日本テレビ・藤井貴彦アナウンサーが30日、メーンキャスターを務める「news every.」に出演。育児休暇についてコメントした。
番組では、岸田首相が育休中の「リスキリング(学び直し)」を、「後押し」すると発言し、育児、育休の実態を理解していないなどと批判が集中していることを受けて、特集を組んだ。
藤井アナは「でもこれね、ぼんやり、育児をするお母さんのことを想像して皆さん、このニュースを聞いてるかもしれないですけど、男性、旦那さんだってちゃんと育休取って(職場に)戻ってきて。昇進を妨げるリスクと闘ってるんだと思うんですよ。そこのあたりもイーブンであることがすごく重要だと思いますね」と育休を取得するのは女性、男性問わないことをまず説明。
その上で「何よりね、『育休』というと、休んでるように感じるけど、育児自体、尊いですよ。そこをみんなでサポートしてあげられるように、と思いますし」と話した。
そして「近野さんだって、直近経験してるでしょ?」と番組出演する報道局経済部デスクの近野宏明氏が、2019年2月、1カ月の育休を取った事に触れた。
近野氏は「私は思い出してもほとんどいっぱいいっぱい。余裕のない日々。確かに目の前のことでいっぱいでした」と自身の育休を振り返り、「新しいこと・学びに取り組む余裕があって学びたい人も、余裕がなくて取り組むゆとりがないという方も、それぞれ育休を豊かに過ごせた、と実感でできるような支援が求められます」とコーナーを締めくくった。