元KAT-TUN・田中聖被告に懲役2年を求刑
覚醒剤取締法違反(使用、所持)の罪に問われたアイドルグループ「KAT-TUN」の元メンバー田中聖被告(37)の公判が2日、千葉地裁松戸支部(本間敏広裁判官)で開かれ、検察側は懲役2年を求刑した。弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は27日。
論告で検察側は、薬物依存から脱却する機会を生かさずに再犯に及んだとし、「更生意欲は表面的で信用し難い」と指摘。弁護側は最終弁論で、治療を続けて不動産会社で働く予定があるとし「意思は強固で再犯の恐れはない」と主張した。黒のスーツにネクタイ姿の田中被告は最終意見陳述で「二度と再犯をしないことをここに約束します」と述べた。
起訴状によると、昨年6月28日ごろ、千葉県柏市の自宅で覚醒剤少量を吸引、翌29日に所持したとしている。
別の覚醒剤取締法違反などの罪にも問われ、名古屋地裁で執行猶予付き判決を受けて控訴した。控訴審判決は3月14日の予定。
昨年11月には知人女性から1万円を脅し取ったとして恐喝容疑で京都府警に逮捕され、不起訴処分となった。