宮川花子「心肺停止」乗り越え「超元気」 夫・大助に感謝「よう働いてくれます」
夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」の宮川花子(68)が3日、大阪府寝屋川市の大阪成田山不動尊で夫の宮川大助(73)と節分祭に出演。昨年10月に救急搬送されたことを明かした。
19年に多発性骨髄腫を公表し、現在も治療を受けている花子は、大助や後輩コンビ・フリーサイズのサポートを受け、車いすで登場。時どき立ち上がり、力強く豆をまいた。
登壇後は取材に応じ、昨年10月29日朝、呼吸困難で救急搬送されていたと明かした。「抗がん剤の影響で肺に水がたまって」と話し、大助が「心不全が起きて、心肺停止の状態で病院に運ばれて、集中治療室に10日間入った」と説明した。
花子は「もうあかんと思った」というが、「3日間意識不明で、そこから超元気になった。(周囲の人が)びっくりしてました」と劇的に回復。現在は多発性骨髄腫の化学療法治療を受けながら循環器内科にも定期通院している。
顔色の良さをほめられると「長年エステ行ったおかげですわ」と笑いで返答。大助について「ほんまによう働いてくれます。朝ご飯作ってくれたり。舞台ではそれが出えへんけど」と毒舌を繰り出し、「ここ(口)は絶好調です」と胸を張った。
同所での豆まき式は3年ぶりの開催。3年前は大助のみ参加し、花子は闘病のため出演できなかった。花子は豆まきを終え「うれしかったです。今回は本当にやらせてもらいたいって言ったので」と安堵(あんど)。屋外での催しだったが「みんなの熱気でぜんぜん寒くなかった」と楽しんだ。大助は生き生きした妻の様子を「人前に出ると元気もらえるんですよ」と笑顔で語った。