大竹しのぶ「実は先日、息子の友人にがんが見つかった」 がん啓発の重要性語る
女優・大竹しのぶが4日、都内で行われたワールドキャンサーデーライトアップ点灯式に出席した。
画面の向こうのライトアップを見届けた大竹は「実は先日、息子(二千翔さん、38歳)の友人にがんが見つかった」と告白。幸い、小さながんだったといい「幸運中の幸運。幸運をつかめる人はいいが、そうじゃない人もたくさんいる。がんについて考えるのは、大事なことなんだなと」とがん啓発の重要性を口にした。
自身は2016年8月放送されたテレビで、子宮頸がんの手術を受けたことを明かしていた。初期のがんで1992年末に手術したとされる。
父親と最初の夫をがんで亡くした大竹。悲しい死別から30年以上がたち、息子の友人ががんにかかったことを知り「(自身の)がんへの意識が薄れているんだなと思いました」と反省。家族にも強く検査を勧めているといい、自身も年に1度がん検診を受けているという。
昨年放送のフジテレビ系ドラマ「PICU 小児集中治療室」ではがん患者役を演じた。「がんになると苦しいこともたくさんあるが、同じぐらい幸せなことに気づかせてくれるのかなと、ドラマを通して教えてもらいました」とし「それには自分にあった治療や先生との出会いが大切。その状況を力を合わせて作っていけたらいいなと思います」と話していた。