「笑点」新メンバーは売れっ子の春風亭一之輔 初登場終え「落語30席やるくらいくたびれた」
日本テレビ系の演芸番組「笑点」(日曜、後5・30)の新メンバーに「今、最もチケットが取れない」と言われている売れっ子落語家の春風亭一之輔(45)が決定し、5日の放送で初登場した。昨年9月に死去した三遊亭円楽さん(享年72)の後任となる。新メンバーの加入は昨年1月の桂宮治(46)以来。
一之輔は「自分でもちょっと驚いておりますけれども、これから、程よく、力を抜いて頑張ってゆきたい。のんびりしたゆるーい時間を味わっていただければと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします」と意気込み。初の大喜利収録を終えて「くたびれました。落語を30席やるくらい。心地よい疲れです」と充実感を漂わせ、この日の大喜利を「伸びしろがまだあるので50点!」と厳しめに自己採点した。
司会の春風亭昇太(63)は「よく引き受けてくれたなとびっくりしました。忙しい人なので、笑点どうですか?と言われても断るんじゃないかと思っていたくらいだったので」と話し、「すでに自分の立ち位置みたいなものをわかっていて、これからますますやりやすくなるなと喜んでいます」と期待を膨らませた。
「笑点」のレギュラーメンバーは、円楽さんが昨年1月から脳梗塞のため休演して以降、前回の1月29日放送分まで代演があてられており、一之輔は昨年9月25日に出演していた。
◆春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)1978年1月28日生まれ、千葉県出身。01年に日大芸術学部を卒業し、春風亭一朝に入門。04年に二ツ目昇進、「一之輔」に改名。12年に21人抜きの抜てきで真打昇進。10年にNHK新人演芸大賞落語部門大賞、12、13年に国立演芸場花形演芸大賞受賞。主な持ちネタは不動坊、茶の湯、鈴ケ森、初天神など。趣味は「程をわきまえた」飲酒、喫茶店めぐり。