２０２０年の「ＴＨＥ　Ｗ」で優勝し、２２年には岡野陽一とのユニット「最高の人間」で「キングオブコント」決勝にも出場したピン芸人・吉住が４日深夜に放送されたテレビ東京系「ゴッドタン」に出演し、涙でボロボロになった姿を見せた。

　この日はアンガールズ・田中卓志が勝手に芸人たちの悩みを指摘して解決策を授ける「アンガールズ田中の勝手にお悩み先生」。田中は吉住が無意識に抱える悩みを「テレビに関わる全てが怖い」と診断した。

　吉住はテレビに対して「才能のある人が集結してる」と考えていたが「意外とそうでもない人がいる」と実際に出演して、印象が変わったと明かした。田中が「楽しく仕事できてなくないですか？」と尋ねると、吉住は「テレビは“楽しそうに”出るのが仕事なんだって学びました」と理想と仕事のギャップを感じていると語った。

　田中自身も「テレビが楽しくない」と感じていた時期があると告白。早めに売れると、周囲に同じライブに出ていたような同期などがいない、知名度の高い他の出演者に引け目を感じるなどの悩みが生じると説明した。田中が「テレビに出てる瞬間、ちょっと寂しい思いをするんです」と語ると、吉住は思わずウルウルしてしまった。

　ＭＣの朝日奈央が「『ゴッドタン』に出始めのころ、みんなの空気感ができてるから、自分だけ『ひとりぼっちかも』って思っちゃうんです」と体験談を語ると、吉住はたまらず涙をボロボロ。「ヤバい…」とつぶやいた。ＭＣのおぎやはぎ・矢作兼は「吉住が泣くなんて信じらんないよ！」と吉住の淡々としたキャラが崩壊したことに驚いた。

　田中は解決策として「心にフジモンさんを住まわせる」ことを勧めた。フジモンことＦＵＪＩＷＡＲＡ・藤本敏史は収録などの冒頭で必ず大声で「イェーイ」などとガヤを入れると説明。最初から心のエンジンを温めておくことで、いざ振られた時にいい返しができると解説した。