前川清 55周年コンサートでクール・ファイブと3年3カ月ぶり共演 爆弾発言も

 歌手の前川清(74)が7日、東京・中野サンプラザホールで55周年ツアーの初日を迎え、約2000人で満席のファンを前に、代表曲「東京砂漠」、「そして神戸」、「中の島ブルース」など、全30曲を熱唱した。

 この日は19年12月以来となるクール・ファイブとのステージが実現し、「長崎は今日も雨だった」など9曲で共演。前川はメンバーを愛ある毒舌でいじりつつ、つえを突いてステージに立ったメンバー小林正樹(80)が歌う「アンチェインド・メロディー」に思わず涙をぬぐった。

 終演後の会見で、前川は「一生懸命にデビュー当時の感じでクール・ファイブも頑張ってくれて、それに感激した自分がいます」と喜び、「家族以上に長くいた人たちですから。(小林に)60周年を迎えてもらいたいな。60周年をやれそうな気がする」と、大台到達にも意欲を見せた。

 55周年で強い印象が残った出来事としては「藤圭子さんとの離婚ですかね。やっぱり忘れられない。私にとっては藤圭子さんの存在は大きかったなと。そして、内山田洋が亡くなりました。その二つが私にとっては大きな出来事」と回想。

 また、元日に発売し、この日のコンサートで披露した同郷の盟友・さだまさし作詞作曲の記念シングル「昭和から」には「55年やってて、さだまさしさんに作っていただいて良かったな」と感激。

 続けて「私自身も心に決めたことは、このさださんの歌で、人から作っていただくのは終わりです。今は売れない世の中です。だからすごい人に頼むのも頼みづらい。さださんのこの曲で最後として、最後の新曲ですね。本当の新曲というのはさださんのこの曲で終わりにしたいですね。もうそういう時代に来ていると思っております」と爆弾発言。

 もっとも、所属レコード会社は、今後も新曲をリリースしていく方針だとしていた。

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