将棋の中田宏樹八段が死去 58歳 1日から病気療養で休場中 「デビル中田」の愛称で親しまれる
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将棋の中田宏樹(なかた・ひろき)八段が7日に亡くなったと、日本将棋連盟が9日、公表した。58歳。東京都武蔵野市出身。桜井昇九段門下。葬儀は23日に執り行われる。
1985年にプロ入りし、翌年度に羽生善治九段と並んで勝率1位になった。91年の第32期王位戦では谷川浩司王位(当時)に挑戦し、2勝4敗で惜敗した。2019年3月には最年少プロ棋士として注目を集めていた藤井聡太七段(16)=当時=と竜王戦4組ランキング戦3回戦で対戦。中田八段の鋭い踏み込みを受けた藤井七段が追い上げ、大逆転を手にした対局でも注目を集めた。居飛車党で「デビル中田」の愛称で親しまれた。
昨年秋から休場不戦敗が続いており、2月1日には病気療養を理由に、3月末までの休場が発表されていた。