佐野史郎 血液のがん「多発性骨髄腫」から復帰 「自家移植」治療も分かりやすく説明
俳優・佐野史郎(67)が9日、テレビ朝日系「徹子の部屋」に出演。2021年に血液のがんの一種「多発性骨髄腫」で入院、治療を受けたが、現在の体調は「すこぶるよくて、主治医の先生も『これ以上のいい状態はない』ぐらいにおっしゃってる」と回復ぶりを明かした。
佐野は21年5月、出演していたTBS系ドラマ「リコカツ」を途中降板。この時は「腎臓機能障害による入院」としていたが、実際には多発性骨髄腫だった。腎機能も落ち、敗血症も併発。2カ月入院し、同7月に退院。11月下旬に収録が行われた「徹子の部屋」(21年12月10日放送)で多発性骨髄腫だと明かした。
この日の放送では、前回の収録直後に再入院し、「抗がん剤と自家移植(の治療)」を行ったと明かした。
「自家移植」について「自分の健康な細胞を抽出して、幹細胞を限りなく殺したところに再注入して、骨髄からいろいろな健康な細胞をそれぞれ取り戻す、っていう治療」と説明。自家移植(自家造血感細胞移植)について、患者自身の造血幹細胞をあらかじめ採取・保存しておき、大量化学療法施行後に自身の造血幹細胞を戻す治療法だと分かりやすく伝えた。