舞いあがれ!リュー北條の「フィクション」発言に歌人・俵万智氏黙っていられず【ネタバレ】

 10日に放送されたNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」では、貴司(赤楚衛二)の短歌集を出版する編集者のリュー北條(川島潤哉)が貴司へフィクションでいいので燃えたぎる怒りを書くように指導。これに歌人の俵万智氏はリュー北條へ苦言を呈した。

 この日の「舞いあがれ!」では、デラシネに北條がやってきて、貴司の短歌について「パンチがない。全体的に甘すぎる」と指摘。貴司が会社を辞め、各地を放浪した経験があることから「絶望とか、社会への燃えたぎる怒りとか。そういうのを書いてよ」と注文をつける。

 貴司は「燃えたぎるような怒りはないです」と言うも、北條は「あるでしょうよ。なくても書けばいいの、フィクションで。芸術は虚構だから」とウソでもいいから書けと言い出す。そして「昆布とか葉っぱとか、一旦忘れて、自分の中の本当の気持ちに向き合ってみてよ」とあっさり伝える。

 これに朝ドラファンでもある歌人の俵氏はツイッターで「フィクションのために心が叫んでも、いい短歌にはならんのよ、リュー北條!」と苦言。「なお、心の叫びをフィクションで伝えることはあります」と短歌の手法は明かしていた。

 ファンからは「万智先生の説得力!」「俵万智さんはきっとここに物申したいだろうな、とあのシーン見ながら思ってました」「リュー北條に、俵さんの言葉を伝えたい」などのコメントが寄せられていた。

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