茂木健一郎氏MARCH、大東亜帝国呼びは「最低最悪の愚行」紛糾「GAFAは?」「自分は東大の肩書で収入」
脳科学者の茂木健一郎氏が14日、ツイッターに新規投稿。「『偏差値』や『MARCH』とかは低レベルの価値観」と言い放った。
MARCHは大学受験において、首都圏の難関私立大、明治、青山学院、立教、中央、法政の5校を指し、その頭文字をとってグループ化している。
茂木氏は13日に「日本の教育界の愚かなところはたくさんあるけれども、複数の大学をいっしょくたにして、『MARCH』だとか、『大東亜帝国』などということほど、くだらなくて失礼な話はないと思う。ぼくは自らは<<絶対に>>使わないし、使っている人に出会うと心の中で<<軽蔑>>している。」「それぞれ独自のスクールカラーと誇りある伝統を持つ学校であって、それをなぜ予備校業界に適当にまとめてつけた語呂合わせみたいな名称で呼ばれなければならないのか、くだらなすぎて涙が出る」とつぶやいた。さらに、予備校業界がもたらした弊害として「異なる歴史、校風をもつ大学をまとめて『MARCH』などというくだらない名称で呼ぶ文化を広めたの最低最悪の愚行と断ぜざるを得ない」とツイート。大きな話題を呼んだ。
14日になっても止まらず。「『偏差値』とか『MARCH』とかは、話にもならないくらい愚かで低レベルの価値観だとぼくは確信していて、そのような軽薄な風潮がこの国を停滞させているとも確信している。だから、ぼくの抗議申し立ては義憤であって、この国を良くしたいというぼくなりの表現である。世界はもっと広い。」と偏差値教育を否定した。
これに対して、ネットでは「一理ある」「よく提議していただいた」「日本人はランキングが好きだよね」と賛同する声が上がった一方で、様々な意見が。「米国においても近いレベルの大学群をグループ化した呼称はある」「BRICSやGAFAと呼ぶのもいけないことになる」「茂木自身も東大の肩書で直接・間接的に収入を得ているのも事実」と異論があった。