ブルース・ウィリスさん、認知症公表は元妻デミ・ムーアも家族と一緒に
映画「ダイ・ハード」シリーズなどで知られ、2022年3月末に失語症を公表して引退を発表した俳優ブルース・ウィリスさん(67)が認知症を患っていることが17日、分かった。ウィリスさんの妻で女優エマ・ヘミングがインスタグラムで明かした。
インスタでは浜辺にたたずむウィリスさんの画像を掲載し、状況を伝えた。また、ウィリスさんの元妻で女優のデミ・ムーアも同じ画像と文書を掲載している。
インスタのコメントでは、昨年の失語症の公表以降も症状が進行していることを報告。「前頭側頭型認知症(FTDとして知られる)というより具体的な診断を受けています」と詳細な病名も伝えた。「症状の1つ」として「コミュニケーションの問題」があることも明示。一方で「明確な診断が得られて安心しています」と症状がはっきりしたことで、前向きな思いになったこともつづった。
署名は「Ladies of Willis/Moore」とされている。ムーアも家族とともにウィリスさんを支える気持ちをつづった形となった。
「前頭側頭型認知症」は前頭葉や側頭葉が萎縮して起こる認知症。症状として行動の異常や人格の変化、言語障害などがみられるとされている。
ウィリスさんとムーアは1987年に結婚。3人の娘をもうけたが、2000年に離婚した。ウィリスさんは09年にエマと再婚。その後もムーアとエマ、娘たちは良好な関係を築いていた。ムーアの22年12月のインスタグラムでは、ムーアとウィリスさん家族が勢ぞろいしたショットも掲載している。