シャンシャン ありがとう 19日最終観覧日 別れを惜しむ声 21日に中国返還へ
中国への返還が21日に迫る、東京・上野動物園のジャイアントパンダ・シャンシャン(雌、5歳)が19日、最終観覧日を迎える。
ネットには「シャンシャンありがとう。中国でもかわいがってもらえますように。離れたくない…」「まだ実感がわかない」「会えなくなるのは本当に寂しい」と、別れを惜しむ声があふれた。
シャンシャンは2017年6月、父リーリーと母シンシンの間に生まれた。同年12月に一般公開され、上野生まれとしてはユウユウ以来29年ぶりとなり、初日は申し込みが約46倍になる大フィーバーを巻き起こした。21年6月には、弟と妹にあたる双子のシャオシャオとレイレイも生まれた。
両親が中国からの貸与のため、シャンシャンの所有権は中国にある。一度は20年12月の返還が決まったものの、コロナ禍の影響を受け、4回延期されていた。