シャンシャン 中国に到着で四川省から「謝謝」日中友好関係の深まりも期待
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かわいらしいしぐさで愛された“上野のアイドル”が旅立った。中国への返還のためジャイアントパンダ、シャンシャン(雌、5歳)が東京・上野動物園を出発。シャンシャンが3千キロ以上離れた移送先の中国四川省に着いた21日、同省の人々からは「今まで大切にしてくれて、謝謝(ありがとう)」と感謝の声が上がった。四川省に暮らす在留邦人は「会いに行きたい」と期待を募らせた。
成都市の飲食店員、揚桃子さんは「パンダは中国の宝。日本で大切にしてもらえてうれしい。今度は中国で幸せにしてあげたい」。飲食店経営の周美玲さんは「これを機に多くの日本人が四川省に来てほしい」と話した。
駐在員の日本人男性(51)も「シャンシャンが子どもを産んで、その子どもが日本に行ってくれたら」と話した。60代の中国人女性は「シャンシャンを通じて日中の友好関係が深まってほしい」と願った。