NHK「大奥」綱吉閉経を知っても子作り強要の毒親・桂昌院にネット震撼 竜雷太怪演にも拍手

 21日にNHKで放送されたドラマ「大奥」では、綱吉(仲里依紗)が子作りを強要する父・桂昌院(竜雷太)に閉経の事実を伝えるも、逆に叱責されるつらいシーンが描かれた。

 この日の「大奥」では、綱吉が生類憐れみの令を取り下げたいと桂昌院に訴えるも、桂昌院は「子ができなかったらどうする」と取り合わない。そこで綱吉は「私、すでに月のものがないのでございます。月のものがなければ、どれだけ営みを続けたところで、子を授かるのはもはやできかねるのでございます」と、閉経の事実を伝える。

 だが桂昌院は「なら、なおのこと神仏にすがらんとあかん」と聞く耳を持たず。「将軍の何よりの務めは子を産むこと。家光公、有功様も、そのお務めのために涙をのんで堪え忍びはった。一つのお務めも果たさず投げ出すとは、恥ずかしいと思わんのか!」と一喝される。

 桂昌院は玉栄だったころに、家光がかわいがっていた猫・若紫を殺生しており、そのせいで綱吉の子ができないと信じ込んでいる。子ができないことを自分のせいだと思う桂昌院は、綱吉の閉経の訴えも心には届かない。父の理不尽さを前にしても、綱吉は「申し訳ありません」と頭を下げるしかなかった。

 原作では、閉経の事実は綱吉がつぶやくだけで、桂昌院には直接伝えていない。ドラマでの演出となるが、桂昌院の“毒親”ぶりに、ネットも「月のものが来ないという綱吉の発言を桂昌院がスルーする場面に恐怖と憎しみを覚えた」「原作よりも桂昌院がどうしようもない毒親になってて、わかってもらおうと諭す綱吉があったのはよかったなぁ」「綱吉と桂昌院のやり取り(もう子は産めないのくだり)は原作よりも絶望感ましましで全俺が泣いた」などの声が。

 だがラストには、桂昌院の意思についに逆らい、自分の思った後継者を決める綱吉。桂昌院がつかむ着物をスルリと脱ぎ捨てるシーンはその呪縛から解き放たれる象徴とも言える。ネットでも「すがってくる桂昌院の腕からするりと抜け出し右衛門佐の元へ向かう時のあの表情!」の声や、桂昌院を演じた竜雷太を絶賛する声も多数上がっていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス