【The LDH Times】岩田剛典 行くぜ三代目JSB“第二章”この7人は奇跡のグループ
三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典(33)が“第二章”でさらなる高みを目指している。三代目は昨年1年をソロ活動の専念期間に充て、今年から再始動したばかり。18日から9年ぶり全国アリーナツアーに奔走中だ。岩田自身は昨年、兼務するEXILEのツアーや俳優業のほか、ソロプロジェクトとして個人名義での初アルバム発売や初ツアー開催と表現の場を拡大。1年の個人活動を経て感じたグループの現在地と見据える未来を語った。
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-今年、三代目が再始動し、現在のグループの雰囲気はどうか。
「雰囲気は良いですよ。昨年はグループとしての目立った活動がなかった1年だったけど、戻ってくるタイミングは話し合って大体見えていた。最近は毎月メンバーで食事会をしていまして。正直仲が良いんです。昔は同じ釜の飯を食うというのをよくやったけど、コロナ禍やそれぞれの機会が少なくなって。最近できるようになって、すでにその効果を感じていますね。やっぱりLINEのやりとりで埋められない心のスキマがある。食事会はリーダーのNAOTOさんが店選びしてくれる。グルメなので」
-第二章はどのように活動したいか。
「三代目を結成してから12年。だんだんと中堅と言われる世代になっているけど、僕は全然諦めてないです。この7人は奇跡のグループだと信じているから、本当にまだまだ上を目指せると思っている。ワクワクできる気持ちというのはこのグループで持ち続けています。僕の人生にとって三代目は核みたいなもの。それを大切にしていきたいです。個人として仕事も全てグループがあってからこそだと思っている」
-18日から9年ぶりの全国アリーナツアーが開幕。ファンとの久々の対面に向けて。
「とにかく楽しみですよね。例年以上にリハーサルを積み重ねて踊りこんだ。泥くさい時間というか…7人1列に並んで同じメニューをこなした。そういう体育会系のノリが懐かしかったです。今回はアリーナツアーということで、しっかり肉眼で確認できる範囲でパフォーマンスを届けることができると思っています。メンバーも今年は楽しんでいこうという“良い気”が流れているので、きっと皆さんに届くはず」
-最新シングル「STARS」への思い。
「(ツアーを引っさげた同作の)デモ音源を聞いた時、この曲でライブ会場が一体になる絵が浮かびました。グループとしてさまざまな楽曲をリリースしてきたけど、三代目の認知が広まったタイミングで自分たちが打ち出していた音楽はEDMのダンスナンバー。再始動のタイミングで僕たちらしさを出せたのかなと思います」
-昨年は個人名義でアルバム発売、ツアーとソロプロジェクトに奔走。ソロとしての手応えはあったか。
「また違う刺激が活動の中に入ってきた感覚です。ソロプロジェクトによって場所を作れたなと思った。僕を応援してくださるファンの方とより近い距離でお会いできる空間がもう一個増えたらと思っていて、それを体現できたのが昨年の何よりもの収穫だった。グループ活動の傍らこの先もそれを普通にやっていくと思うし、その土壌を作ったからこの先もどんどん作品を生んでいきたいです」
-俳優業も順調。今後挑戦したいことは。
「あります。具体的には申し上げないけれど、僕は無知な人間だと思っていて、掘り下げて学んだ事以外は僕の意見はないに等しいと思っている。経験してないことを語れないじゃないですか。でも僕は語りたいから、何でも経験したいと思っている。初体験を増やしていくのに越したことはないと思っているので、今年もチャレンジしていきたいです」
-最後に今年の意気込みを聞かせて。
「今年は“三代目パーフェクトイヤー”だと前もってお伝えしておきます。それに先駆けて9年ぶりのアリーナツアーからスタートさせていただく。(2013、14年開催の)1、2回目のツアーまでがアリーナだったけど、当時の楽曲とメンバーの青さを覚えてらっしゃる方は僕らを見てすごく成長を感じると思う。熟された僕たちのパフォーマンスを楽しんでもらいたいです。アリーナという近い会場でお会いできる機会が生まれたことにも自分たちは感謝しています。ファンの皆さまにとっての“パワースポット”になれるように完走まで突っ走っていきます!」
◇岩田剛典(いわた・たかのり)1989年3月6日生まれ、愛知県出身。10年に三代目 J SOUL BROTHERSとしてデビュー。14年4月に「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」で合格し、EXILEに加入。クランプというダンスジャンルを得意とし、パフォーマーとして魅了。13年からは俳優としても活動する。主な作品は「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」「ディア・シスター」など。