森本毅郎 笑瓶さん搬送時から連絡受け「危篤、そして亡くなったと」突然の別れ 「噂の」で長年共演
フリーアナウンサーの森本毅郎(83)が23日放送のTBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」に出演。BS-TBS「噂の!東京マガジン」で長年共演し、22日に急性大動脈解離のため66歳で亡くなった落語家でタレントの笑福亭笑瓶さんを追悼した。
番組冒頭で訃報に触れ、「われわれの仲間を残して先に逝ってしまったなあということなんです。66歳という若さで」と仲間の死を悼んだ。「きのう、午前中に私のところに、病院に運ばれたという一報が入りまして、大丈夫かな?と思ってたら危篤になったと。そして亡くなったと。非常に速いテンポで亡くなってしまったんです」と、連絡を受けていたことも明かした。
「-マガジン」のオリジナルメンバーとして、「32年間の付き合いがあった」と懐古。「お笑いの世界の人ですけども、社会性のあるテーマに取り組んで真剣だったんです。極めてジャーナリスティックな才能も発揮して。笑顔と真顔の使い分けが絶妙な人だったと思います」、「(不幸な話題の時は)スタジオですぐ目を真っ赤にして涙っぽい、人情家という側面もありました」と人柄を語った。
2015年に笑瓶さんが大動脈解離のため緊急搬送された際を振り返り、「私も当時心臓がときどきバクバクして辛かったものですから、ふたりとも『好きなタバコをやめよう』と。彼もヘビースモーカーだったけれどもタバコをやめて。彼は本当に健康に気を配って健康オタクみたいな人でした」とも。番組収録時は笑瓶さんが森本アナの控室に顔を出し、「具合どうです?」と調子を聞いてきたという。
森本アナは「いつ死んでもおかしくない年齢になった」と、自身年齢を意識しているが「自分が死んじゃう時は『-マガジン』の仲間が見送ってくれるだろうと思っていたんですけど、なかなか人生は思い通りにいかないもので彼の方が先に逝ってしまった」と笑瓶さんの早い死を悲しんだ。「非常に大きな欠落感、喪失感、堪えがたいものがある。人生というのは予測不能とよく言います。まさに笑瓶ちゃんの死は予測不能ということになる。どうか安らかに眠ってほしいと心から願います」と語った。