２０２２年の「Ｒ-１グランプリ」王者・お見送り芸人しんいちが２２日、テレビ東京系「あちこちオードリー」に出演し、フジテレビ系「さんまのお笑い向上委員会」で繰り広げた、タレント・やす子とのケンカの裏側について語った。

　しんいちとやす子は、２０２２年９月１８日に放送された「向上委員会」でバトルを展開。やす子が「ツッコミもこのワンパターンしか持ってないんですよ！」とディスると、しんいちが「北海道の営業でこの間、スベッとったな」と反撃。やす子は無言で中指を立てるポーズを見せ、番組側が「お兄さん指」とテロップで指を隠す自主規制となった。やす子は「もうテレビとかどうでもいい。お前をきょうは殺す」と暴走。しんいちは「なんで殺されなダメなんですか！」と返し笑わせていた。

　しんいちはこの放送について「やす子とケンカ失敗事件」としてトーク。収録の際に「スタッフさんから『隣、やす子さんなんで、ちょっとバチッてください』みたいに、なんかちょっとあったんですよ。やす子もそれ、言われてて」とスタッフからの依頼があったと説明。やす子の口撃に対抗したものの「決め手にかけるけんか」が延々と続く形になったと明かした。

　ダラダラとした展開となり「あの、なんでも笑いにできるさんま師匠が無言でこうやって（腕をクロスするしぐさ）『閉店シャッター行く人』って。地獄の空気流れて」と明石家さんまですら回収し切れなかったと説明。さらに「やす子、そっからぼくとはからみたくないってマネジャーに言ってるみたいで、なんでおまえからＮＧ出すねん」と共演ＮＧにも不満げだった。

　ＭＣのオードリー・若林正恭は「ケンカのくだりの失敗は怖いよね」とフォロー。しかし、続けて「しんいちとＺＡＺＹっておれのクイズ番組でも盛り上がんなかったもんな」としんいちの“ケンカ芸”がスベッていることもしっかり指摘していた。