元ピンク・レディーのミーとして活躍した歌手の未唯Ｍｉｅ（６４）が２４日、テレビ朝日「徹子の部屋」に出演。３０代で借金３億円を抱えたことを語った。

　未唯は１９７６年にケイこと増田恵子とピンク・レディーでデビュー。「ぺッパー警部」「ウォンテッド」「ＵＦＯ」など、数々のヒット曲を飛ばした。１９８１年にピンクレディーを解散して、ソロ活動に転向。その後、転落が始まる。

　「２９歳のときに独立して、もっと自分らしい仕事をしていきたいなと思ってたんですけど、仲間達と事務所を経営しながらやっていたら、２、３年でちょっと大変なことになりまして。たくさん借金を抱えるような状況に。えっとね、３億近く？おうちを建てたりしたのもあって、そういうのを全部含めると」と話した未唯。

　「さ、３億！自分でもびっくりしなかった？」と声をうわずらせながら問いかけた黒柳徹子に、未唯は「びっくりしたんですけど、感覚がなくって」と告白した。

　さらに「３０歳を超えたころから、もっと自分の生き方をしなきゃなと思いながら、人任せにして、依存心が高い性格でもあったので、そういう生き方をしていたので、神様が『このままじゃダメだよ』って、無理やりにでも試練を与えてくださったんでは、と思う」と振り返った。

　黒柳は「よくそんな借金ができましたね」と感心。未唯は「父にも無心に行って『お金貸してください』って、言いに行ったら、『たいしたもんだな、それだけ借金ができたら』と。いろいろ処分したり、スタッフも２人だけ残して、自分で何でもやるようにして、３年で何とか通常の形に戻せるくらいに。頑張りました」と笑顔を見せた。

　原動力となったのがアイドル時代の頑張り。「ヤバイとなってから、睡眠時間１、２時間で経営の勉強したり、かけずり回ったりしながら、ピンクレディーの（大変な苦労が）できたんだから、絶対にできるはずと頑張って」と話した。