山口の誤給付、詐欺で有罪 懲役3年執行猶予5年 田口被告は即日控訴「謝罪の気持ちを常に」

 山口県阿武町が誤給付した新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円をオンラインカジノで使おうとインターネットバンキングにアクセスし、全額を別の口座に振り替えたとして電子計算機使用詐欺罪に問われ懲役4年6月を求刑された田口翔被告(25)に対し、山口地裁は28日、懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡した。

 小松本卓裁判官は「オンラインカジノで遊ぶ地位を得るために犯行に及び、法規範を軽視する態度も看取できる」と批判した。被害額全てが阿武町に補填され、被告が反省の言葉を述べていることから減軽し、執行猶予を付けた。無罪を主張している弁護側は不服として即日控訴した。

 田口被告は「迷惑をかけた方々への謝罪の気持ちを常に思っています」などとコメントした。

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