タレントの明石家さんま（６７）が２８日、都内で行われた、東京ドームシティ内新劇場の概要等発表記者会見に出席した。東京ドームと吉本興業が組み、来年１月に誕生する１４館目の吉本直営劇場（ほか大阪・森ノ宮に１拠点）。さんまが「ＩＭＭ　ＴＨＥＡＴＥＲ（アイエムエム・シアター）」と命名し、要職「ＤＭ（ドント・マネージャー）」に就任した。お笑い怪獣自ら、ビッグプロジェクトをけん引していく。

　「ＩＭＭ」はさんまの座右の銘「（Ｉ）生きてるだけで（Ｍ）丸（Ｍ）もうけ」から。東京ドームシティリニューアル事業の一環で、昨年１２月に着工した。１８年の「ＣＯＯＬ　ＪＡＰＡＮ　ＰＡＲＫ　ＯＳＡＫＡ」内のＷＷ、ＴＴ、ＳＳの３ホール以来となるさんまの施設命名で、吉本直営劇場では初めてだ。

　「ドント・マネージャー」は、役職就任が打診されるも「マネージャーにはなりたくない」というさんまの発案から。ＤＭの仕事としては、来年１月のこけら落とし公演が予定されている。ロゴはさんまの出身地・奈良の薬師寺・安田暎胤長老に依頼しており、それを元にジミー大西（５９）が色を付けるなど、さんま色全開の新劇場になりそうだ。

　会見ではＤＭ自ら質疑応答に対応。劇場については「今テレビはコンプライアンス問題で、言っちゃダメなことが多くなりすぎて、劇場はまだテレビより言える場だと思っている。自分の育った場所でまたやりたいという気持ちです」と心境を説明。吉本の岡本昭彦社長（５６）と、多くの若手芸人が出演する公演の構想もあるといい、「この劇場からスターを出したいのも事実です」と明かした。

　新劇場は漫才だけでなく、音楽ライブや演劇など多彩なエンタメを取り扱う予定。「もうオファーも来ているみたいで、大竹しのぶさんのワンマンショーも入っているらしい」、「多目的ホールなので。変なことはしない多目的なので。渡部（建）も出します」と、ボケ連発の爆笑会見となった。