明日海りおバルサ役挑戦 「精霊の守り人」初の舞台化に「丁寧に取り組んで参ります」
作家・上橋菜穂子氏のファンタジー小説「精霊の守り人」が初めて舞台化され、女優の明日海りお(37)が主役のバルサを演じることが3日、分かった。梅田彩佳(34)とのWキャストとなる。日生劇場の開場60周年を記念し、東京・日比谷の同所で7月29日に開幕。その後、全国9都市を巡回する大型プロジェクトとなっている。
精霊の卵を宿したことで命を狙われるチャグム皇子と、皇子を守る凄腕の用心棒・バルサの大冒険を音楽劇として再構築。演出は、綾瀬はるかが主演したドラマ版や大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」を手がけた一色隆司氏が担当する。
宝塚歌劇団の花組トップスターだった明日海は、20年から大先輩の天海祐希と同じ事務所に所属。放送中の日本テレビ系ドラマ「大病院占拠」(土曜、後10・00)では立てこもり犯たちと対峙する動画配信者役を好演している。
現代劇の「大病院-」から一転、短槍を操るバルサとなるだけに「腕のたつ用心棒ということで、軽やかな身のこなし、足運びの確かさ、精神のたくましさ、そして何よりバルサとバルサに関わる人たちの心のふれあいが、生の舞台ならではの瑞々しさを感じていただけるものになりますよう、丁寧に取り組んで参ります」と気合をみなぎらせた。
他にもバルサを見守る呪術師見習いのタンダ役で今井翼と山崎樹範がWキャスト。雛形あきこ、渡部秀らが脇を固める。