数多くの大物アーティストと共演し、バンド「エル・ラーヨ・Ｘ」でも活動した米ギタリスト、デヴィッド・リンドレーさんが３日に死去していたことが７日、分かった。公式サイトで発表された。２０２０年までツアーを行っていたが、数カ月間にわたって闘病していたという。７８歳。米カリフォルニア州出身。

　少年期にバンジョーを手にし、１９６７年にバンド「カレイドスコープ」を結成した。ギターをはじめ各種の弦楽器を操り、フォーク、ブルーズ、ブルーグラスなど米国のルーツ音楽とアラブ、トルコなどのワールドミュージックを組み合わせた幅広い音楽性を獲得した。

　８１年に結成したエル・ラーヨ・Ｘの他、ジャクソン・ブラウン、ライ・クーダー、ウォーレン・ジボンと多くコラボした。セッションミュージシャンとしてもボブ・ディラン、ロッド・スチュワート、リンダ・ロンシュタット、ドリー・パートンら大物アーティストから引っ張りだこで、７５年には元ランチャーズの喜多嶋修のアルバムにも参加した。