シュワちゃん 「自身の心に打ち勝て」人種差別憎悪との決別呼びかけ
元米カリフォルニア州知事で俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー(75)は6日、フェイスブックに投稿した動画で、反ユダヤ主義や人種差別などによるヘイトクライムが世界各地で広がる現状に懸念を示して差別的思想との決別を呼びかけ、「自身の心に打ち勝て」と訴えた。
数カ月前にアウシュビッツ強制収容所を訪れた体験を交えて語りかけ、憎悪に身を委ねる選択は容易だが「あなた自身を壊してしまう」と警鐘を鳴らした。
ナチス・ドイツやアパルトヘイト政策など「ヘイトに基づく運動が成功した例はない」とも指摘。一定の偏見は誰もが抱えているものだが「人生を通じそれと闘っていかなければならない」と強調した。