第2子妊娠中 にわみきほが語る湘南での子育て 夫は日テレ田中アナ「より自然に囲まれた所で」
芸能界の子育て世代に育児のアレコレを聞く企画「ママって○○」「パパって○○」にモデルで女優のにわみきほ(33)が登場。戦隊ヒーローからお天気キャスター、リポーターまでマルチにこなす一方で、私生活では2016年に日本テレビの田中毅アナウンサー(44)と結婚し、現在は第2子を妊娠中。生活の拠点を東京から神奈川・湘南に移したにわが「ヒーロー」としての子育て論を語った。
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1日は長男の声から始まる。カーテンが開き、部屋に陽光が差し込む。「朝だよ~!!」がゴングだ。「最近、息子に起こされるパターンが多くて」というにわは「毎日が戦いですね。仕事がない日は四六時中一緒で、基本は3年間ほぼ毎日一緒というスタイル」と穏やかに話す。保育園には預けず、仕事は極力セーブ。わが子に向き合い続けている。
20年1月に出産。直後にコロナ禍に見舞われた。初めての育児と世の中の閉塞感の中、都心を離れることを決断。「より自然に囲まれた所で子育てをしたいという夫婦の考えが一致して」。引っ越し先は湘南。海が近く「砂浜に行くと裸足でずっと走ってます。足の筋肉は相当鍛えられてますよ」と笑った。
とことん寄り添うため自宅での保育を選んだ。「大きくなっていくと一緒にいる時間が短くなる。3歳までいろんなことを一緒にしたいというのがきっかけ」と説明。コロナ禍で移動が簡単ではない時期だったが「(安全を)考えて飛行機に乗せたり、日本三大祭りを見に行ったりとか」と“保育園期間”でできる限りの体験をさせてきた。
11歳上の夫は、通勤時間が延びた中でも育児に積極的という。「言葉の使い方には厳しくて」と明かし、得意分野はアナウンサーらしく読み聞かせ。「抑揚の付け方とかはさすが」と本職のすごみを口にしつつ「声が大きくて寝室で読み聞かせてくる声がリビングまで聞こえてくるので、寝られるのかなと心配になることもあります」と苦笑した。
企画タイトル「ママって○○」には「ヒーロー」と書き込んだ。13年前に戦隊ヒーローを演じた頃から描いてきた夢がある。「子供が生まれたら、私の出ている番組を見せて『これママだよ』って伝えたいなって」。長男は3歳になったばかり。認識されるその瞬間に思いをはせた。
子育てのモットーは「好奇心にすべて付き合うこと。自分も彼にやってほしいことは一緒にやるようにしていた」。一緒に走り、遊ぶ姿や、食育アドバイザーの資格を取り、食材が料理になるまでの過程を全て見せる姿も長男にとってヒーローだ。現在、おなかには第2子が宿り、出産後にはヒーロー“第2部”が始まる。「同じようになるのかどうなるか、ワクワクしてます」。柔らかなママの顔でふっくらしたおなかをさすった。
◆にわみきほ 1989年9月27日生まれ。愛知県出身。2003年「第7回ニコラモデルオーディション」でグランプリを獲得。10年、テレビ朝日系「天装戦隊ゴセイジャー」にゴセイイエロー/モネ役で出演。13年4月~16年3月まで日本テレビ系「ZIP!」のレギュラーを務めた。同年11月に日本テレビの田中毅アナウンサーと結婚し、20年1月に第1子出産。現在、第2子を妊娠中で今春に出産予定。