荒井優希「プロレスLOVE」でアジャ倒す 武藤引退試合「筋肉がついた」
アイドルとプロレスの“二刀流”を続けるSKE48・荒井優希(24)が「プロレスLOVE」を胸に、怪物にぶつかる。18日に東京・有明コロシアムで行われる東京女子プロレスの大会でアジャ・コングと対戦する荒井は、このほどデイリースポーツの取材に応じ「成長したところを見せる」と腕をぶした。
アジャとは21年10月にタッグ戦で対戦し完敗。完膚なきまでにたたきのめされ「プロレスへの向き合い方が変わった」。当初の期間限定参戦から、プロレス続行を決意する転機となる試合となった。
決戦を前に、プロレス愛が刻み込まれた。2月21日に東京ドームで行われた武藤敬司選手の引退試合を観戦。「あれだけ多くの人を引きつけて、みんなに惜しまれて…。本当にカッコいい」とその勇姿に目を奪われ、「最近すぎますけど…、プロレスめっちゃ好きになりました」と声を弾ませた。
プロレス挑戦から約2年。周囲からは「表情が良くなったね」と言われる。これまでは笑顔以外の表情を出すことに抵抗があったが、リング上では苦痛にゆがむ顔も悔しがる顔もさらけ出す。「なんでもいいやと思えるようになった」と羞恥心が消え、素が出せるようになった。
必殺技はかかと落とし「Finally」。1年半前のアジャとの対戦時には「まだ弱い」と酷評されたが、「絶対に筋肉がついた」と自信を見せる。体格差のある相手でも「怖さはない」ときっぱり。脳天にこん身の力でかかとを落とす。
◇荒井優希(あらい・ゆき)1998年5月7日生まれ。京都府出身。2013年にAKBグループドラフト会議でSKE48チームK2から指名を受け加入。選抜総選挙の最高位は2018年の28位。21年4月にプロレス参戦を表明。同12月に「2021年度プロレス大賞」で新人賞を受賞。身長166・7センチ