紀里谷和明監督 両親を前に涙 最後の作品「世界の終わりから」 完成披露舞台あいさつ
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映画監督の紀里谷和明氏が20日、都内で行われた、自身最後の監督作品と公表している映画「世界の終わりから」(4月7日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。
紀里谷監督は招待していた両親に向かって「映画監督は過酷な仕事で、批判もされます。母はSNSとか見てしまう人なので心痛めたこともあったかと。ご迷惑をおかけしました」と深く頭を下げた。つづけて紀里谷監督は「苦しい、苦しいと申しましたが、みんなで作り上げたものをお届けできる。これ以上の喜びはありません。お金では買えない。何物にも代えがたいです」と来場客に感謝の思いを打ち明けている途中で思わず目を潤ませた。
同映画の主演は女優・伊東蒼(17)。両親を亡くし生きる希望を見いだせなくなっていたハナ(伊東)が“世界の終わり”を救うために奔走する姿を描く。