俳優の団時朗さん（本名・村田秀雄）が２２日に肺がんのため亡くなったことが２４日、分かった。７４歳。所属事務所のＨＰで発表された。葬儀は近親者のみで執り行う。

　ＨＰによると、団さんは１７年夏に肺がんと診断されたものの定期的に通院し「病気になってからも、ユーモアと優しさを失わず、生きるパワーに満ち溢れて仕事に邁進しておりました」という状態だったが、「残念ながら昨年末より悪化をたどり、力尽きました」と、昨年から病状が悪化し入院。最期は事務所関係者に看取られて旅立った。

　団さんは京都府出身。６８年に資生堂ＭＧ５のＣＭでデビューし、７１年に「帰ってきたウルトラマン」で主人公の郷秀樹を演じ、人気を博した。

　最後の出演は２２年放送のＮＨＫＢＳプレミアム「京都人の密かな愉しみＢｌｕｅ修行中～門出の桜」だった。