１４年ぶりに世界一に輝いた侍ジャパン。“メジャー流”の計らいで、優勝セレモニー後のグラウンドには、選手の家族らが降り、ともに喜びを分かち合う姿があった。歓喜の輪の中で、日本代表のラーズ・ヌートバー外野手の母・久美子さんが、大谷翔平選手と熱き抱擁を交わした姿が注目を集めた。

　２４日のＴＢＳ系「ひるおび！」にはロサンゼルスの自宅から久美子さんがリモート出演。番組では大谷との抱擁場面を詳細な映像とともに伝えた。

　息子の姿に感激の涙を流しながら抱擁していた久美子さん。直後に大谷の姿を見つけ、真正面からガシッと抱きついた。笑顔を浮かべた大谷は久美子さんの身長に合わせて少し体をかがめ、両腕をしっかりと背中に回して抱きしめるようにハグ。久美子さんの興奮を受け止めるようにトントン、トントンと右手で背中を優しくなでるように叩いた。

　「大谷君、いろいろありがとうね」と応援でかすれた声で感謝を伝える久美子さん。最後はしっかりと顔を見て目を合わせていた。相手へのリスペクトを感じる礼儀正しき心のこもったハグのお手本のような大谷＆ヌート母の熱き抱擁だった。

　久美子さんは大谷とのハグについて聞かれると、大笑いして「ちょっとどさくさに紛れちゃったかもしれない」と照れ、「でも、お礼が言いたかった。大谷君にはすごく良くしてもらっていたので、一言お礼を言いたかった、っていうのもあるんですけど、でもちょっとどさくさに紛れちゃった、っていうのもあります」とちゃめっ気たっぷりに説明。「大谷君って、優しい。やっぱりすごい優しい子だと思います」と話した。